お金の雑学ー「儲けの秘訣」と「お金の罠」を大公開しちゃいます！>夫の借金は「日常家事債務」で対応しよう！

ギャンブル好きの夫が、妻に内緒でサラ金から借金していた。
あげくその夫は妻を置いてどこかへ逃亡してしまい、後には
借金の取り立て屋がくるばかり、などという悲劇がある。

何も知らない妻は、身内である夫の借金は自分にも責任があると
思い込み、返済しなければと思い悩んでしまう。
しかし、はっきり言って、そんな責任は全くないから心配はいらない
たとえ、夫が勝手に妻の実印を使い、連帯保証人として契約したと

しても、本人の意思表示がない限り大丈夫。
ただ、サラ金業者などは、相手が何も知らない事をいいことに様々な
もっともらしい理屈をつけてくる。
その一つが、「「日常家事債務」は夫婦が連帯して責任を持たなければ

いけない」という民法の規定をタテにするもの。
しかし、これは光熱費や教育費といった日常的な物などに使った費用で
ある。
つまり、夫が勝手にギャンブルなどにつぎ込み、できてしまった借金に
は適用されないのだ。
この場合は皮肉なもので、夫婦が苦しい共同生活のために、サラ金から
借金したとなると、妻の方にも返済義務が発生してしまうのだ。
通常サラ金で夫がお金を借りる場合、仮に連帯保証人に妻の名前があった
としてもいちいち妻に対して問い合わせなどしないものだ。
つまり、業者がいくら日常家事債務を主張してきたにせよ、そうした知識
を身につけておけば、大抵は心配ないだろう。